昔は「ゴールデンウィークの予定は?」とか言われても、そんなもんないでーす!と笑って言えたもんです
今はどうか?顔が引き攣るね
ずっと家にいるのがなんとなく悔しくて外に出てみると、まず暑い、暑いというか熱い!春はどこへ行ったんだ?日本には四季があるんじゃなかったんですか!そして次に目に飛び込んでくる子供連れの家族!カップル!友達と遊ぶ子供たち!どれも今の私の目には毒だね、少子化してるんじゃないの?そうは見えないぞ
ああそうか、私みたいな孤独な人はあまり外に出ないから、活発に外出するカップルや子供ばかり見えるのか・・
辛いほんと辛い、公園に行くとやはり家族と子供たちが遊んでいる、この歳になって気付いたんですけど一人だと公園に居場所がない
いや公園なんて自由に入ればいいじゃないって話なんですが本当に居た堪れない、ここはお前のいるべき場所ではないって見えない何かが語りかけてくる
落ち着くには金を払ってファミレスなどの店に逃げ込むしかない
最近どこに行ってもそう感じる、普通なら家族や友達、恋人と過ごす時間をただ一人ブラブラと過ごす、何をするにも孤独を感じる
子供の頃はこうじゃなかったよなと思いつつも、ふと昔のことを思い出した
いくら子供でもいつも友達と遊ぶ予定が組めるわけではない、せっかくの連休なのに誰とも都合が合わず、少しばかりの小遣いと携帯電話なんかを持って一人自転車で出かける日もありました
小学生の行動範囲なんて自転車があれば大体網羅できるもんです
私は自転車でよく遊ぶ公園に行き、誰もいないことを確認して別の公園へ、よく集まるコンビニへ、学校へ、ちょっと遠くの隣町の駅前まで、ブックオフへ、今や滅多に見なくなった中古ゲームショップへ、友達が居そうな所をとにかく走り回る
でも誰もいないんです、誰かの家でスマブラとかやってるんでしょう、もし居てもその子たちは別の予定があって遊べない
結局夕方まで一人孤独に過ごし小遣いで買い食いでもして家に帰る、そんな日があった
今の自分はそれとなんら変わらない休日を過ごしている
予定もなく、友達と会う約束もなく、ただスマホと金だけを持ち目的もなく歩き回るゴールデンウィークのなんと孤独で虚しいことでしょうか
友達がいないわけではない、けど三十路の男たちが集まってやることなんて酒飲んで騒ぐだけなんです、そんなバカ騒ぎは2か月に一回もやれば十分です
私の同類、世の孤独な人々は休日に何やってるのかな?すごい気になる
そんな懐かしい気持ちになり小学生時代を過ごした街へぶらっと散歩に行きました、もう夕方でしたけどね
そして暗くなってくるとあれだけたくさん居たファミリーも子供たちもすっかり居ない、家族のいる家で孤独なんて感じることもなく過ごしているんでしょう
マンションの灯り一つ一つに家庭があって家族がいて楽しく過ごしているんだなと考えると泣きたくなる
もう辛いだけだから帰ろうと思った時、どこかの家の玄関が開く音がして子供の「ただいまー」という声が聞こえて涙が出た
昔は自分もそんな時間を過ごしたはずなのにねぇ
という弱音でした
というかそれが辛いから婚活しようって思ったんじゃん
スッパイマンに種がないとかイマジナリーメスガキとか書いてる場合じゃないだろ